

平成5年作
全長15.4cm 刃長7.5cm
美濃守政常の小刀で鋒に刃切れがあったものを詰めて短刀形に成形し、
樋の中に銘があったので、両面を研いでみました。
庭にあった白梅で柄を作り
近くの池で拾ったカラス貝で菊文を象嵌し、
黒檀の鞘には四分一の筒金に鍍金の竹の根の栗形と
返り角を付けたものを装着しています。

下げ緒には西岡千鶴氏が
西大寺の釈迦如来像納入経巻錦袋についていた
美しい紐を拵に合わせて色変わりで再現してくださった。
中世刀装.金工の復元と模造